きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「すてきな命の救いかた」イーライ・イーストン (モノクローム・ロマンス文庫)
人の営みと経済はどうしたって切り離せない。
犬から人へ変化し、知識も技術も生活能力も未だ十分ではない
人々を養っていくためにはどうしたらいいのか?
町の未来を守るための根本的な問題に切り込み、
見事にその解決策を提示したラヴ。素晴らしい。
ロマンスはそんなラヴとサミーの物語。
頑なな心と未成熟な身体を持ったサミーと
ゆっくりと時間をかけて愛を育んでいったラヴ。
自分の心と身体と真摯に向き合い、明確に答えを出していったサミー。
二人の在り様がとても素敵。
そして、ランスに向けたリリーの、母親だからこその言葉が響く。
彼らの築く町に思いをはせつつ、楽しく読了。
町の活性化の在り方にまで切り込んでくれるとは思わなかったのうれしい想定外。
半端ない読み応えのシリーズ四巻。
そして個人的に大歓迎なリバがとてもうれしい。
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