きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「なんか淫魔に憑かれちゃったんですけど」松雪奈々(シャレード文庫)
胡散臭いことこの上ない妖精に憑かれたために、
男とセックスしなければならない羽目に陥った美和、38歳男性。
貞操の危機どころか、直面したのは命の危機。
縋った藁が、職場の部下渡瀬、27歳イケメン。
どうなることかと思ったドタバタから綺麗なラブストーリーにストン、
と着地したところが素晴らしかった。
もともと美和に焦がれていた渡瀬の苦悩と、
オヤジ妖精に憑かれてから美和の中で芽生えっていった渡瀬への想い。
終始一貫していた美和の歯に衣着せぬ物言いが、
あんなにもダメージを与える言葉になろうとは。
恋愛面であんなにハラハラドキドキする物語になるとは、
正直思っていなかったわ。
最後は甘さ増し増しで読了。
読友さんたちが楽しそうに読んでいたので購入。
美和の思い切りのいい性格、好き。
そもそも、オトコマエな受が大好き。←聞かれてないけど主張(笑)
淫魔とは、精を食うあやかし。
即ち、妖精=手のひらサイズのオヤジ。
インパクト大なタイトルでした。
内容(「BOOK」データベースより)
ある夜、美和の前に突如現れた身の丈十センチほどのオヤジ顔の生き物。自らを妖精と称するそのオヤジは三日以内に男と性交しなければ死んでしまうと言うのだが…。妖精?淫魔?え、どっち?てか、俺が男に抱かれる!?しかも中出し必須だと!?オヤジのたわ言と完全に無視を決め込む美和だったが、精気を吸い取られて体の不調は明らか。その上あろうことか部下の渡瀬にときめきを覚え、体が熱く反応してしまい…!?エロ大増量+書き下ろしつき。
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