きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「エス-残光-」英田サキ(SHY NOVELS)
【お前を、愛させてほしい。
そしてどうか、俺を愛してほしい……】
シリーズ完結編。
五堂の抱えた闇に引き込まれる気持ち。わからなくもない。
結局、人間は独りでは生きていけないんだよなぁ、と、つくづく思う。
自分を支えてくれる人、理解してくれる人、ちょっと生存を気に掛けてくれる人でもいい。
存在を感じられる誰かがいて、はじめて、人生って色が添えられるような気がする。
その誰かが愛を誓える人だったら最高だよね。
椎葉の告白がすごく良かった。
ようやく想いを伝え合った二人が共に在りつづけるための宗近の選択。
男として。
大人として。
とってもカッコいい二人だったと思います。
後書きのミスターマグナムに爆笑。
余韻ぶっとびました(笑)
内容(「BOOK」データベースより)
警視庁組織犯罪対策第五課、通称「組対五課」の刑事である椎葉は、拳銃の密売情報を得る、言わば拳銃押収のスペシャリストだ。その捜査方法はエス(スパイ)と呼ばれる協力者を使った情報収集活動に重点がおかれている。ある日、大物ヤクザであり椎葉のエスでもある宗近が何者かの銃によって倒れた。宗近を守るため、ある決意のもと宗近から離れた椎葉は、五堂によって深い闇を知る。複雑に絡まり合う過去と因縁。錯綜する憎しみと愛。奪われた者は何で憎しみを忘れ、奪った者は何で赦しを得るのか。この闘いに意味はあるのか?闇の中でもがき続けた男たちの鎮魂曲。
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