きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「エス-裂罅-」英田サキ(SHY NOVELS)
【ならば会ってはいけない。決して会ってはいけないのだ】
自らに課した誓いと責任。
そして、燻り続ける押し殺すことのできない想い。
もっと楽に息をすることができないものかと。
胸苦しさを通り越して息苦しさを感じながら読み切ったシリーズ三作目。
一気に続きを読み切ってしまわないと、窒息しそうです。私が。
自分の弱さを誰よりもわかっていて、
それでも自分の脚でちゃんと立って責務を全うしようとする椎葉。
そんな彼を全力で守ろうとした宗近の選んだ決断が、切ない。
それを諾としなかった椎葉の頑張りは良かった。
良かったのに……とりあえず続きを読まないことには、
私の動悸がおさまらないようです。
とりあえず私、宗近がとっても大好きです。
と、主張しておきます。←誰に?(笑)
内容(「BOOK」データベースより)
警視庁組織犯罪対策第五課、通称「組対五課」の刑事である椎葉は、拳銃の密売情報を得る、言わば拳銃押収のスペシャリストだ。その捜査方法はエス(スパイ)と呼ばれる協力者を使った情報収集活動に重点がおかれている。大物ヤクザでありながら椎葉のエスである宗近。宗近に特別な感情を持っていることを意識しつつも、刑事というポジションを選んだ椎葉。互いを想いながらも、ふたりはエスと刑事という関係を守ることを誓っていた。そんなある日、椎葉の前に現れた謎の青年・クロによって、すべてが狂い始める!罪と罰。そして、贖われるべきものとは。
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