きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「フィフス」水壬楓子(リンクスロマンス)
15歳の榎本に取引を持ちかける29歳の巽。
そのやりとりと、成立してしまった取引内容に、悪い大人がいる~~!と思ったんだけど。
榎本と巽の両方からの心理を読んで、ああ、と納得してしまった歳の差カップル。
「終わり」を頭の片隅に置きながら、17年かけて育みつづけた想い。
いざ、終わりを迎えようとしたその瞬間に垣間見た二人の本気に、
読んでいて胸がギュッと締め付けられました。
悪魔の尻尾付の榎本が、巽の前でだけ可愛くなるのがイイ。
17年という歳月のなせる業かな。
巽の「あの子」呼びがなんだかとんでもなくツボでした。榎本32歳だよ!(笑)
延清が律の影響でちょっとずつ良い方向に変わってきているのが垣間見れたのも良かった。
内容(「BOOK」データベースより)
ある日、人材派遣会社『エスコート』のオーナーである榎本のもとに、新しい依頼人から電話が入る。相手は衆議院議員の門真巽。彼はボディガートを依頼し、さらにそのガードを同行させるプライベートな旅行に榎本を誘う。実は榎本と門真は、17年前、榎本が中学生の時にある取引をし、月に一度、身体を重ねる関係だった。旅行に誘われたのは初めてで、二人の関係の微妙な変化にとまどいを覚えながらも、榎本は門真の誘いを受けるが…。
PR
COMMENT