きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「マーメイド・マーダーズ」ジョシュ・ラニヨン (モノクローム・ロマンス文庫)
「第一印象とは一度しかチャンスがない」
確かにその通り。
お互いの事情……というよりも、周囲の思惑により、
即席バディを組まされて第一印象が最悪だったケネディとジョンソン。
ロマンスよりも事件に焦点をあてて展開していく物語の中で、
二人の互いに対する印象が変わっていく様がうまく織り込まれていて、
事件解決のドキドキの後は、二人の関係性の行方にドキドキ。
FBI行動分析官と美術犯罪捜査官という立場を活かした事件の真相への迫り方も面白かった。
ガチガチの岩塩始まりで、甘くとろける砂糖で終幕。
おっさんずの物語はこんな例えで間違っていないかと。
組織に属する身としては、何かヤバいことやらかしたら
速攻上司に報告しないと余計に怒られるしヤバくなるんだよ!と言いたいけど。
やらかしたレベルの次元が違ってたからなぁ。
「新シリーズ」とあるからには、続きがあるということは確定ですね。
まだまだ始まったばかりの二人の物語。
続刊を楽しみに待ちます。
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