きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「ルーデンドルフ公と森の獣 」かわい有美子 (SHY NOVELS)
内気で孤独で庇護欲をそそられる人狼・ユリアンは、
ぎゅって抱きしめたくなる頼りなさ。
推定年齢35歳。
一方で、柔軟でおおらかな建築学者の藤森。
人から狼に変わったユリアンの姿に
「尻尾!尻尾!」って追いかけた時点で、
ああ、この子、大丈夫だな、と、微笑ましかった。
藤森の少しの不在で揺らいだユリアンが抱えた孤独と諦念が哀しい。
もう大丈夫。
安心して……からの先!
先も読みたいんですけどーー!
欧州との文化の違いが丁寧に描かれていたのが興味深かった。
緑豊かな森の奥で暮らす彼らのその後を思い描きながらの読了。
イラスト買いって私はしないけど、
もしするなら周防さんイラスト作品は絶対集める。
他の作家さんは?
考えないで浮かんだのは
蓮川さん、小山田さん、高階さん。
わ~~、なんかすごく幸せに眺めていられそう。
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