きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「今宵天使と杯を」英田サキ(SHY NOVELS)
表紙から私の脳裏に一瞬で浮かんだ諸々のイメージとは
ちょっと違ったストーリーだったけど、
このイラストとストーリーにはまったく齟齬がない。
むしろぴったり!
英田さんとヨネダさんの素晴らしいコラボでした。
人生ってほんとままならない。
だけど、生きていればこんな素敵な出逢いもある。
そんな二人の物語。
何も欲しがらなかった四方が最後に欲した柚木。
四方の一途さがとてもいい。
四方にひたむきに迫られて躱しきれず、でもただ流されたわけじゃなかった柚木。
戸惑いが恋に変わっていく過程がとても綺麗に伝わってきました。
「ひとりじゃないから歩いていける」
この描写がとても好き。
どんな形でも誰かと係わりあって生きていくのが人生。
だったら、せめて良好な関係でありたいと。
昨日母と大ゲンカした私は深く思うのでありました。(笑)
内容(「BOOK」データベースより)
人生なんて一寸先は闇―飲み過ぎたある夜背中に天使の刺青を背負うヤクザ四方と一夜の過ちを犯してしまったらしい柚木は、それ以来しつこく迫られ肉体関係を強要されるようになってしまう。その上会社からはリストラを宣告され妻には家出されて…。純情ヤクザ×中年リーマンの奇妙な関係の行方は。
PR
COMMENT