きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「慈愛の翼~紫眼の豹と漆黒の翼~」犬飼のの(ラヴァーズ文庫)
やさしくて、穏やかで、包み込むような情愛。
蒼真の想いはどこまでもあたたかい。
その愛を受けるユーリは、健気で一途だけれども、凛とした気概と誇りを持っている。
彼の蒼真への愛も、どこまでも揺るぎない。
堕天したことへの負い目を持たず、蒼真への想いを誇らしく貫いた彼と、
番として幸せな生涯を送ってくれることを願います。
一族を粛清された現実を受けても尚、笑っていろ、とユーリに言った馨。
彼のしたことは、魔族を統べる者としては間違ってはいない。
馨と蒼真、そして紲とルイ。
深い絆で結ばれた彼らの姿を垣間見れたことは嬉しかった。
内容(「BOOK」データベースより)
『天使を見つけたら即、城へ献上せよ』。美しい幻の種族として伝えられるバーディアンの生き残り・ユーリは、森の湖で貴族悪魔の豹・蒼真と出くわす。狩る者と狩られる者、絶対絶命の状況でユーリはケガを負ってしまうが、そんなユーリを蒼真は狩らずに助ける。「天使を食う趣味はないんでね」。悪魔の掟に背き、傷が癒える間だけ、誰にも秘密で山小屋にかくまわれたユーリだが、ときおり現れる蒼真の『狩人』の瞳に追い詰められ―。深い森の中、出会ってはいけない者同士が惹かれ合い、そこから禁断の運命が動き出す。
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