きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「最凶の恋人(2)―地上の楽園―」水壬風子 (ビーボーイスラッシュノベルズ)
俄然面白くなってきたシリーズ第二弾。
自分の意志でアメリカに留学することを決意し、
柾鷹に悟られることなく見事にそれを実行した遥。
自分の人生は、自分の意志で選んで歩んでいる。
そういう自己確認をしたくなる気持ちはわかる。
やり遂げたことが自信になることも。
今回は遥側の柾鷹に対する想いが描かれていて、
二人の在り様がストンと腑に落ちた。
そして、自分勝手に遥を振り回していた柾鷹が、
彼なりの最大限の譲歩で遥の意志を尊重していたのかも。
柾鷹と共に暮らすことを決意した遥。
より神経が太くなってきた気がするのは良いことだと思っておこう。
柾鷹と知紘の全力で大人げない親子喧嘩のシーンが好き。
子どもに「ヨコシマな」と言われる親心……(笑)
手元の全巻を眺めてみて、この表紙、どうにかならなかったのかとため息。
もともと私がこの絵師さんと相性が悪いのもあるんだろうけど、
この表紙のおかげで、私は遥の立ち位置を
「強いられるままに囲われる人」だと曲解したのよね。
自分の意志で戦える人で良かったわ。
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