きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「最果ての空」英田サキ(SHY NOVELS)
凛とした強さと厳しさ、そして果てのない孤独を宿した男の物語。
近しい者たちが恋人を得、家族を得、それぞれの安らぎを手にしていくなかで、
ひとり、孤高で在りつづける彼が、とても哀しい。
だけど、それは彼自身が選んだ人生。
篠塚は孤独であっても、独りではない。
迷いなく歩き続けるその姿に痛ましさはない。
それでも、ラストの挿絵を見た瞬間、なんだか涙が溢れました。
椎葉と宗近の安定したその後が見れたのが個人的には嬉しかった。
宗近と篠塚の距離感もとても好き。
シリーズの締め括りに、とても素敵な話を読ませていただきました。
貸してくれたお友達に感謝です。
「誰の言葉だ?」
「宗近圭吾って男の言葉だ」
このやりとりはお気に入り(笑)
英田さん、うっかり集めてしまいそうな自分がいます。ヤバイ……
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