きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「月一滴」かわい有美子 (クロスノベルス)
人と人がどんなふうに向き合って、
どんな関係性を築いていくのか。
そういうところをきちんと書き上げてくれるから、かわいさんの作品がとても好き。
先行する悪意ある噂のせいで、負のループに絡み取られそうになっていた橋本を救い上げ、
甘やかすでも諭すでもなく、きちんと前を向けるように導いた嵯上。
断れない人に断ればいいじゃん、と言うことは酷。
そこから抜け出すための手段を示した余裕のある大人かと思いきや、
テンパって橋本を家に連れ帰った嵯上の人間味が好ましい。
そこからの告白シーンとても好き。
二人で月を見上げる穏やかな日々が続きますように。
そんな橋本に天災のように係ってきた北嶋の愉快な破壊力。
あれでギリギリ許されてるから、人生得してるなーと思う。
まわりは大変だと主けど。
「十歩ぐらい離れていると面白いけど、そばに来るともう十歩ぐらい離れたくなる」
嵯上の北嶋に対する評価に納得。
牧田にチョコレートをあげた女子に目くじら立てた理由に脱力。
バカ可愛い←褒めてる(笑)
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