きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「色悪作家と校正者の初戀」菅野彰 (ディアプラス文庫)
ネガティブイメージの嫉妬。
今回、この嫉妬の呑み下し方がとても良かった。
自分の知らない他者との交流が、相手の人生のプラスに作用している。
故に、嫉妬を相手にぶつけてしまえばその世界を狭めてしまうことを自覚し、
己の内面で留めようと努める大吾と正祐。
それでも消化しきれない想いは、二人の関係を知る篠田に吐き出して収める。
相手の世界を尊重するのも、嫉妬を飲み下すのも、
情人を信じているからこそ。
特に。
大吾の「お前を信頼している」の言葉が嬉しかった。
あとがきを読んで、この先品が今後どう展開していくのかとても気になってみた。
同じ本を読んでその本に対する思いを語り合う。
それが楽しいと言う彼らの心情がよくわかる。
「岳飛伝読み終わったから感想語りたい!」
と連絡をくれる友だちがいることが、ただ嬉しい。
「アルスラーン読み終わってめっちゃ言いたいことあるんだけど!」
と返せることも嬉しい。
読友さんたちと共読本が増えていくこともひたすら嬉しい。
特典のペーパーはラザニア。
好きなんだけど、作ったことないんだよね。
今度チャレンジしてみようかな。
PR
COMMENT