きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「進行性恋愛依存症」かわい有美子 (ビーボーイノベルズ)
「狂え、俺に焦がれた歳月の分」
こんな台詞を口にする男にもこんな台詞が似合う男にも
そうそう出逢えないと思うんだけど。
いましたよ、ここに。
内面の読めない御巫の距離感に苛立っていた九鬼は、
もう少し自分に自信がある王様気質な男かと思ったけど、
実際は多くの痛みと苦しみを乗り越えてきた男だった。
最後の九鬼のデレた台詞が予想外で、だからこそ身悶える。
九鬼に焦がれ続けた御巫。
彼らの関係性に関しては惚れた方が歩が悪いなぁ、と
御巫が気の毒にも思いつつ。
結局は彼を手放すことができなかった九鬼。
御巫の逆転サヨナラヒットだったと思う。→
かわいさんにしては珍しい書き出し?
と思ったけど、なるほど。そう言う事情がありましたか。
と、後書きで判明。
それにしても「御巫」
北方の中国名よりも頭に入ってこなくて、馴染むまでが大変でした。
むー、なんか敗北感(笑)
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