きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「過敏症~魚住くんシリーズ4」榎田尤利(クリスタル文庫)
感動的とすら言える恋愛の成就。
なんかもう、ホント良かった。
幸せを噛みしめて感無量。
腹を括った久留米の行動力はカッコよかった。
ああいう割り切り方ができるって、すごいなぁ。
過去に魚住と係った人たちは、みんな零れるようにいなくなってしまったけれども。
いま、この瞬間に魚住と係わっている人たちはみんな、やさしいぬくもりを伴ってそこにいる。
彼らにひっぱられて、情緒豊かになっていく魚住の変化がただ嬉しい。
マリの母の言い草はどうなの?とい思ったけれども。
「それでも娘に会いに来るのよね」の言葉にハッとさせられた。
最後の最後。
セーブしていたと言った久留米の漢気(?)に脱帽。
魚住、ホント大事にされてるね。
甘ったれた声で久留米を呼ぶ魚住。
この描写がホント好き。
久留米は良くも悪くも直球の男なんだなぁ。
そのまっすぐさが私はとても好き。
人との関わり方に奥行というか、深みのある良書だと思う。
10年以上ぶりに再読して、改めて作品の良さを噛みしめ中。
次回、最終巻!
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