きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「高貴なる賭け 叛獄の王子2」 (モノクローム・ロマンス文庫)
国と国が対峙すれば、正義はふたつある。
人と人でもそれは然り。
大事なのは何が正しいではなく、自分が何を信じるか。
他国を知り、或は相手を知り、考え抜いた中で、自分がどう動くのか。
だから……
「俺はお前の奴隷だ」
「俺がこれを望んでいないように見えるのか?」
この言葉に込められた彼らの想い。苦悩。葛藤。行為。そして覚悟。
全てを踏まえた上で迎えたラストに震える。
緻密に作り込まれた世界観。想像を許さない展開。
ここまでドキドキしながら迎えたクライマックスは久々。
外道な執政とここまで戦ってきたローレントの孤独が痛い。
安らいでくれればそれでいい。
続刊早く!
どっぷり北方脳なので「調練」とか「陣形」とか言われると
血がザワザワします。
兵を鍛え直すとかまんま水滸伝を連想してしまう。←もはや病(笑)
核の部分にBL展開があるからこそドキドキ感倍増しな作品なんだけど、
カテゴリーを飛び越えて読んでもらいたくなるわ。
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