きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「Life is Beautiful」伊勢原ささら(花丸文庫)
悪いこと続きでしかなかった人生も、誰かと出会うことがきっかけで好転する。
これは再生の物語。
飛び降りるつもりで瑞生が向かった崖で出会ったのは図書館司書の文彦。
絶望し疲弊しきった人生から瑞生が新たな一歩を踏み出す物語かと思ったけど。
途中で感じた文彦のアンバランスさ。
文彦にとっても瑞生の存在は救いだった。
安穏を約束された鳥籠から瑞生が自らの意志で出ていくことを決意した時はガッツポーズ。
そうだよね。
飼われているだけじゃ生きている意味がない。
瑞生にとって図書館があったかい居心地の良い場所になっていく描写がとても良かった。
文章がとても綺麗な作家さん。
他の作品も気になってみました。
本文とは関係ないけど、
帯の「濡れ手にねこ」の漫画が妙にツボった。
地味だけど絶妙な嫌がらせ(笑)
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