きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「咲き誇る薔薇の宿命」犬飼のの(ラヴァーズ文庫)
シリーズ最終巻はドキドキしっぱなしで頁を捲る怒涛の展開。
女王の引き際がいっそお見事。
孤独に身を置きながらも、種族を統治し続けた彼女は、
その掟に殉じた最期まで彼らの女王だった。
自らの手で戦いにケリを付けようとしたルイも凛としてたし、
ルイを信じて戦いの場に送り出した紲の態度も潔よかった。
家族を守るために戦った馨。
彼らを見守り続けた蒼真。
ノアも含めたラストの雰囲気もイラストもたまらなく好き。
長い年月の果てに、想いのままに愛を囁きあえる環境に身を置くことができたルイと紲。
お幸せに☆
麗しい世界を堪能させていただきました。
内容(「BOOK」データベースより)
赤い瞳、年を取らない身体―。半分人間ではない者の世界で、「下級」である香具山紲と、「貴族」のルイは、身分違いの禁断の愛を貫くため、支配者である女王に背き、その罰を受けてしまう。ルイは憎んでいる女王のもとに監禁され、紲はルイが解放されるのを待っている。どんな形で引き裂かれても、20年間罪を償えば、幸福な生活と愛を取り戻せる―はずだった。しかし、19年足らずで、突然、姿を現したルイは、憎んでいるはずの女王のもとで結婚式を挙げると言って、紲を連れ出し…!!無慈悲な運命に翻弄される二人の愛の結末は?
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