きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「海賊王の死 ~アドリアン・イングリッシュ 4~」 (モノクローム・ロマンス文庫)
長い、とても長い航海の果てに辿りついた、真実の港。
それなのに、とても胸が痛い。
皆ちょっとずつ身勝手で、ままならない想いを抱えている。
ジェイク。
どっちもを手にすることはできないんだよ。
選ぶこととカムアウトすることが
同義な状況になってしまったのは酷だけど、
そこまでの状況にならなかったらあなたにその選択ができたかどうか。
でも、それほど大きな決断だってわかっているからこそ、
ラストの展開に涙。
アドリアン。
一度は告げる必要のあったさよなら。
その決断がジェイクにとってどれほど重いモノなのかを
一番知っているのは彼だから。
やっぱりラストの台詞に涙。
もがき苦しみながら、それでも歩んでいく彼らの人生が、
リアルに突き刺さってくる感じがたまらなく好き。
だから、彼らと一緒に一喜一憂して、感情が揺さぶられる。
次巻でとりあえず本編は完結。
見届けなければ☆
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