きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「キャッスルマンゴー 1・2」 小椋ムク/木原音瀬
子供のウソと大人の責任感からはじまった関係。
その関係が本物の恋愛に変わっていくまでの気持ちが綺麗に描かれた本だった。
想いを伝える言葉が足りなかったり、こうすることが相手の為と自己完結してしまったり。
好きっていう想いが大きくなればなるほどすれ違っていってしまった二人。
大人の分別って~~!!と思いつつ、とりあえず自分も大人カテゴリーなので、
その分別が理解できてしまうところがまたもどかしい。(苦笑)
時間と距離を置いても揺らぐことのなかった想い。
感情を爆発させた万を追いかけた十亀になんだか安堵してしまった。
灯りのついた部屋。
用意された食事。
たったひとりで生きてきた十亀に「おかえりなさい」という言葉をかける万。
思わず笑顔になってしまうラストでした。
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