きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「とある飛空士への追憶」 犬村小六(ガガガ文庫 )
【とにかく前へ行こう。進もう。泣き言をいっていても仕方がない。
苦難がきたからといって、いちいち逃げてどうする。
男なら笑って乗り越えてみせろ】
世界観になじむまでにちょっとだけ時間がかかったけど、なじんでしまえば一気読み。
透明で綺麗な話だった。
例えるなら、吟遊詩人の奏でる歌を聴いているかのような……って、聴いたことないけど(笑)
イメージそんな感じです。
正統派な恋愛小説。
予測できたラストであっても、その瞬間はとても切ない。
幼いころのシャルルが、ファナと出逢ったその一瞬を心の支えに生きてきたように。
二人で過ごした数日間の出来事は、大空に巻かれた砂金以上に
キラキラと輝かしい思い出となって、これからの二人の人生を支えていくのだと思う。
内容(「BOOK」データベースより)
「美姫を守って単機敵中翔破、1万2千キロ。やれるかね?」レヴァーム皇国の傭兵飛空士シャルルは、そのあまりに荒唐無稽な指令に我が耳を疑う。次期皇妃ファナは「光芒五里に及ぶ」美しさの少女。そのファナと自分のごとき流れ者が、ふたりきりで海上翔破の旅に出る!?―圧倒的攻撃力の敵国戦闘機群がシャルルとファナのちいさな複座式水上偵察機サンタ・クルスに襲いかかる!蒼天に積乱雲がたちのぼる夏の洋上にきらめいた、恋と空戦の物語。
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