きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~「短編集Ⅰ」香月美夜
本編がどーんとそびえる幹なら、
その本編に纏わるSSや短編は枝葉。
これだけ立派な枝葉がわさわさと育っている物語は当然面白い。
特に贔屓キャラではなくても、様々な人物視点で描かれる物語がとても楽しいのは
著者自身がとても楽しく書いているからなんだろうね。
かつてのエピソードを懐かしく思い出したり、
薄らぼんやりしか覚えていないから再読したくなったり、
好き場面だったからもう一回読みたい!と思ったり。
あとは、別視点だから、あ、そうだったんだ!という新しい発見や補填ができたのも良かった。
大満足で読了。楽しかった。
この人の小説私好み!って思いながら読んでたんだけど。
まぁ、私が書いた物語だから当たり前か。
そう言っていた友だちを思い出しました。
書き手が楽しく書いているのが伝わる作品は、読み手もとても楽しい、の典型。
そもそも、本を作っていた時の動機は「こんな話が読みたい!」だったのよね。(笑)
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