きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「世界の美しい廃墟」トマ・ジョリオン
感性は人それぞれだけど。
このタイトルに何故「美しい」の形容詞が入るのかが私にはわからない。
遺跡や遺産は過去に構築されたものであっても、
たとえ今は人が住まわないものでも。
時間の流れの中にひっそりと佇み、纏う空気は淀んではいない。
その状態を保持しようと尽力する人がいる。
だけど、ここに写された廃墟は完全に時間の流れから取り残された建物群で、
ただ朽ち果てていくだけ。
窓の外の景色は現代の景色そのもので、
取り残された感が余計感じられるよね……と思ったときに気づいた。
室内写真しかないことに。
何か意図があるのかな?
建物の外観が見たかったなー。
多分ここまで寂しい気持ちにはならなかった気がする。
頁を捲りながら、そして崩れた室内を眺めながら、
アニメ→映画と観てきた「PSYCHO-PASS」のいくつかのシーンが
脳裏を過ったのはなぜだろう?
何か共通するイメージがあったのかな?
時間に余裕ができたら全部見返したいけど、積読が山になっている現状では
録画した番組を倍速で消化するだけで精いっぱい(笑)
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