きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「わたしの美しい庭」ポプラ社(凪良ゆう)
やさしくてあたたかな物語。
飾らないありのままの自分でそこにいていいのだと語りかけてくれている。
何かの枠に嵌ることも、誰かの期待に応えることもしなくていい。
ただそこで楽に呼吸をすることを受け入れてもらえる空間と空気感が終始漂っている。
彼らの抱えた過去がチクリと刺さるけれども、
彼らの織り成す空間がとても心地良い。
生きていれば、色々な事態に直面する。
走り続けることはできないし、笑ってばかりもいられない。
どうしても耐え難い何かを抱えてしまった時には、
私もその形代にわずらわしいモノを託そう。
そしてまた明日、前に進む。
それぞれが抱えた傷が痛くて、だけどみんな優しくて。
特に百音の優しさと率直さがジワリと沁みた。
凪良さんの一般書はすべてお友だちが貸してくれました!
どれもまた読みたいと思える作品ばかりでとても良かった。
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