きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「シリウスの道 上」藤原伊織(文春文庫)
【なにかを選べるってだけで、恵まれてるさ】
生きるということは、こんなに切ないことだったかしら、と、やるせない想いを噛みしめる。
生きてきた年数分いろいろあるわけで、誰もが大なり小なり悩みや厄介事を抱えている。
一社会人としてはとても充実した仕事をしている日々を送っているように見える彼らも
私生活ではどこか疲弊してしまっている。
安らいでほしいと、お節介にも思ってしまう。
コンペの結果はこれからだし、脅迫者の姿もわからない。
そして、かつての幼馴染の人生はこの先どう交わっていくのか。
やきもきしながら下巻へ。
「テロリストのパラソル」とのリンクが嬉しいのとこっちも切ないのと半々。
内容(「BOOK」データベースより)
大手広告代理店・東邦広告に勤める辰村祐介には、明子、勝哉という2人の幼馴染がいた。この3人の間には、決して人には言えない、ある秘密があった。その過去が25年の月日を経た今、何者かによって察知された…。緊迫した18億円の広告コンペの内幕を主軸に展開するビジネス・ハードボイルドの決定版ここに登場。
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