きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「スカーレット・ウィザード 外伝」茅田砂胡(C・NOVELS)
ジャスミンと係わった多くの人たちの生き様と、
彼女が眠った後に命を受けた人たちの人生を綴った物語。
30歳を越してからの四年間、ジャスミンの想いを垣間見れたのが嬉しいやら切ないやら……
そして、再び彼女に会うために、彼女のいない人生を生ききったケリー。
キングの思い描くビジョンの壮大さは、私の予想をはるかにぶっちぎっていました。
そして、つながる物語。
少しずつリンクしていって、あ、ここでそうなるのね!と、うなずいた瞬間、血が滾りました。
うまいなぁ……
本編の補完であり、エピローグであり、新たな物語へのプロローグ。
続編が楽しみ。
「一生かかってもそれが無理だというなら、もう一生かけるまでだ」
キングのスケールが大きすぎて、私、惚れ惚れしました。
内容(「BOOK」データベースより)
30年と限られていたジャスミンの命。しかし訪れるはずのない誕生日を4回迎えた彼女は、その日々、何を思い過ごしたのだろう。そして総帥の地位を継いだケリーは何を見据え生きたのだろう。二人の言葉と想いが残された。本編では語られることのなかった死の直前の女王の姿とキングのその後を描く外伝登場。
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