きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「デッド・オア・アライヴ」薬丸岳他(講談社文庫)
同じ時間、同じ場所を舞台にした、生死の危機をテーマにした7人の作家によるアンソロジー。
実はアンソロという形態自体が初読みだったわけですが、
作品同士がさりげなくリンクしていたり、ホテルの写真をふんだんに使った装丁だったり
アンソロならではのお楽しみがあったことと、
初読みの作家さんでほかの作品も!と思える方に出会えたりと、色々な意味で面白い本でした。
もちろん作品自体も十分に楽しませていただきました!
薬丸作品は人の心理の描き方がやるせない。夏目の優しさは相変わらず。
竹吉作品はおじ様の立ち回りが痛快で素敵。
高野作品は歴史をうまくなぞっての着地点はお見事。
鏑木作品はなんていうか……秀逸。ドキドキしながら読みました。
内容(「BOOK」データベースより)
7人の江戸川乱歩賞作家への挑戦状。「2013年9月7日正午。主要人物が帝国ホテルにいる短編ミステリーを執筆せよ。テーマはデッド・オア・アライヴ、生死の危機」。挑むは薬丸岳、竹吉優輔、高野史緒、横関大、遠藤武文、翔田寛、鏑木蓮。命懸けの謎に溢れたこの世界は天国か地獄か。豪華競作アンソロジー!
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