陸地でつながった隣国とは、どんな瞬間に争いになるかわからない。
どうしても今のロシアとウクライナを思ってしまう。
意に沿わないながらも王となったウォル。
なったからには懸命に職務を果たし、
それなのに、その先に待ち受けていたのが敵国の捕虜となっての凄惨な拷問。
自らの意思とは関係なく異世界に飛ばされたリィ。
王の同盟者である王妃として果敢に戦い、
その結果、疲れ切った心身を覆う異郷の相棒への想い。
理不尽だよね。
それでも、この二人は絶対の信頼の元、一緒に進んでいくんだなぁ、
と思った矢先の一触即発。
当人たちのことは心配してないけど、
周りの人たちの心労を思いつつ……次巻へ。

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