きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「デルフィニア戦記6 獅子の胎動」茅田砂胡(C・NOVELS)
起こっている事象の一つ一つは深刻なんだけど、
渦中にいる人たちの性格故か、とっても楽しい読書時間です。
王宮が化け物屋敷で、国王が最大級の親玉。
比喩がいちいち面白すぎるし、遠慮のない言葉の応酬は
なんだか胸がすく爽快感があります。
お忍びで5階分の壁をよじ登る国王はめったにお目にかかれないだろうなぁ。
ウォルの国王としての器の深さは底抜けだと思う。
固い信頼を寄せ合うバルロとナシアス。
お互いがお互いを案じて「馬鹿」といいあうシーン好きだわ。
結果仲良く(?)北の塔へ。
彼らを慕う騎士団たち。
戦いの描写もは臨場感があってドキドキ。
新たな不穏分子の登場で次巻へ。
ヴァンツァーのこれからがとっても気になります。
内容(「BOOK」データベースより)
騎士バルロが出撃する叔父のマグダネル卿を討つために―。国内に争乱を呼ぶサヴォアー族の内粉とは、主家失脚を企む卿とその陰謀を阻止せんとするバルロの対立であった。卿の背後にはデルフィニアを狙う大国タンガとパラストが…。この危機を迎え討つべく国王は自ら行動を開始した。
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