きままに読書★
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「ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘い」河原れん
ノンフィクションノベル。
東日本大震災。
想像することなどできなかった未曽有の災害。
だけど、私たちはその災害に見舞われた。
ならば、伝えなければいけない。
次に同じような災害が起きたとき、命を守るためにどうすればよいのかを。
そして、考えなければいけない。
同じような悔しさや無力感に苛まれないために、或いは、
一人でも多くの人の命を救うために、どうすればよいのかを。
本書には災害時の対策を行っていくうえで、
今のうちの考えておかなければならない問題点が多々描かれている。
災害が起こってから考えたのでは遅すぎる。
そのことを重く受け止めるべき。
ライフラインがすべて途絶えた状況下で
どうやってリアルタイムな情報を収集し、伝達するのか。
まずはこれに尽きる。
でなければ、必要な場所に適切な救助の手を差し伸べる事ができなくなる。
そして縦割りの弊害をどう取り除くのか。
素早く効率的に対応するためには事前プランニングとシュミレーションは必須。
同じことが起こった時に同じようにもたつこことだけは避けて欲しい。
そして他人を思いやる気持ちを絶対に忘れてはいけない。
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