きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「スパイは楽園に戯れる」五條瑛 (双葉文庫)
嘘でしょ……と、呆然。
彼の純真さとまっすぐさと潔癖さ。
何もかもがやるせない。
志高く歩み続けてきた道だったけれども、
蜘蛛の糸に絡めとられていたことを認識したが故の選択。
そんな答えなんて見つけなければよかったのに。
だけど彼は、どんな状況にあっても、知りたいと思ったのだろう。
自分らしく生きるために。
誰も彼もが自らの仕事をしただけ。
と、言い切れないしこりが残ってやっぱりやるせない。
とはいえ、一つ一つの情報を積み上げて真実を探っていく彼らの手法は相変わらずの読み応え。
相変わらずの愉快な関係に笑いつつ、ラストで涙。うっ……
この先もまだ読める。
続きが手元にある。
長らくお預けを食らってきた身としては、そのことがただただ嬉しい。
このシリーズは本編と番外を総括して是非出版順に。
そして今年手をつけるつもりのなかった『革命シリーズ』。
本編にサーシャの名前が出てきたら、読まなきゃいけない気になってきてしまうわ。
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