きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「フライ,ダディ,フライ 」金城一紀(角川文庫)
【何度でも転んで重力を知り尽くして、いつか飼い馴らしてやればいい。
そしたら、空だって飛べるようになるよ】
読み終わっちゃうのがもったいないなぁ、と。
もう少し彼らと一緒にいたかったなぁ、と。
読了するのが惜しくなるような本でした。
うん。
読んでいてとっても楽しかった。
暴力によって傷つけられた娘さんの仇を取るために、立ち上がる47歳の鈴木さん。
事件は痛ましいし、あってはならないことだけれども。
その事件故に自分の無力を痛感した鈴木さんの
身体を鍛え、メンタルを鍛え、戦い方を伝授し、
高校総体ボクシング三連覇の石原と戦えるだけのをファイターに仕立て上げた
高校生たちとの気持ちの交流を描いた物語。
トレーニングメニューをこなしながら力を蓄え、
23%の体脂肪率を12%まで絞っていった鈴木さんを見ていると、
人間、大切な人のためならできないことはないんだなぁ、と思えてしまう。
奥さんと娘さんに対してナイスアプローチ&フォローをした高校生たちを褒め称えたい。
内容(「BOOK」データベースより)
鈴木一、47歳。いたって平凡なサラリーマン。ただし家族を守るためならスーパーマンになれるはずだった。そう信じていた。あの日が訪れるまでは―。一人娘を不良高校生に傷つけられ、刃物を手に復讐に向かった先で鈴木さんが出会ったのは―ザ・ゾンビーズの面々だった!脆くも崩れてしまった世界の中ではたして鈴木さんは大切なものを取り戻せるのか。ひと夏の冒険譚がいま始まりを告げる。
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