きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「真夜中の相棒」テリー・ホワイト(文春文庫)
【物事はなるようにしかならないのだから、
ただ一つなすべきことは、そのなかで最善を尽くすことだ】
それは、とても哀しい依存と共存。そして執着。
ボタンを一つ、掛け違えた男たちの物語の根底にあるのは、果てしない淋しさと孤独。
人間は独りで生きていくことはできないんだなぁ、と、切実に思いました。
ベトナム帰りのマックとジョニーが殺し屋を生業とせざるを得ない泥沼にはまっていく第一部。
そんな彼らに相棒を殺されたサイモンが、全てを捨てて執拗に二人を追い続ける第二部。
そして、彼らの人生が交錯する第三部。
一度手を差し伸べてしまったがために、ジョニーを見はなすことができなくなってしまったマック。
マックと共にいるためだけに殺人を繰り返すジョニー。
そんなジョニーを追い続け、いつしか距離感を見失ってしまったサイモン。
エピローグに漂う底のない孤独感が切ない。
内容(「BOOK」データベースより)
アイスクリームを愛する青年ジョニーは殺し屋だ。依頼は相棒のマックが持ってくる。一人では生きられないジョニーをマックが苛酷な世界から守り、ジョニーが殺しで金を稼いで、二人は都会の底で生きてきた。相棒を殺された刑事が彼らを追いつめはじめるまでは。男たちの絆と破滅を暗く美しく描いた幻の名作、30年ぶりの復活!
PR
COMMENT