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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「ヘルドッグス 煉獄の犬たち」深町秋生(角川文庫)

絶対に近寄りたくない家業を生業とし、
凄惨な暴力の世界に身を置き、手のみならず全身を血で汚していく男たち。
いやいやいや。
相容れない。
無理無理無理。
と、眉間に皺を寄せつつ読み進めるうちに……
他者に対してはあんなにも容赦がないのに、身内に対する情がとても深い彼らの
絆を、結束を、受け入れてしまっている自分がいる不思議。
これが阿内曰くの「私情」なのだろうか。
もはや「仕事」を大きく逸脱した領域に足を突っ込んだ兼高だけど、
結果的にはやりきったんだよね。
その代償は独りぼっち。
キリングマシーンに徹しきれなかった室岡がやるせない。



映画は見ていないんだけど配役はわかっていたので、終始ビジュアルは
兼高=岡田、室岡=坂口で脳内を躍動してくれました。
イメージぴったり。

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