きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「凶犬の眼」柚月裕子(角川書店)
読了後、嘘でしょ?と叫び、
ぶわっと胸を侵食したやるせなさ。
暴力に美談はない、
ということを、思い知らされた瞬間。
だから、警察がいる。法律がある。
決められたルールを逸脱することは許されない。
だけど。
だーけーどー!
と、ジタバタしながら叫ぶほど、肩入れしてしまった魅力的な男たちだった。
「正義ではなく仁義」
この言葉には納得。
前作からの日岡の成長ぶりが頼もしい。
そして、ちょっとだけ痛々しい。
でも、彼自身、その在り方に後悔はないんだろうな。
同じく国光も。
プロローグの位置づけが相変わらず秀逸。
おもしろかった!
続編『暴虎の牙』。タイトルで既にそそられる。
手に取る日が楽しみ。
映画を観た後だったので、脳内映像は役柄の彼らでした。
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