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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「天使のナイフ」 薬丸岳(講談社文庫)



【弱々しく途切れそうな問いかけだった。
     今でも。すべてを知った今でも。】

少年犯罪。憎しみの連鎖。そこに、さらなる悪意が折重なり、新たな不幸が広がっていく。
水面に派生する波紋のように。
十重二重に連なる事件を通して作者の提示したテーマはとてつもなく重い。
たとえいくつの子供でも、犯した罪をなかったことにはできない。
理不尽な暴力という被害を受けた方がいる限り、自分のしたことの責任は自分で負わなければいけない。
故に。
「被害者の存在を無視して真の厚生はありえない」
この言葉は真理だと思う。
厚生と贖罪は切り離して考えられるものではないのだと思う。

すべての子供たちが。
悪意に塗れることなく、健やかに育ってくれることを願ってやまない。


内容(「BOOK」データベースより)

生後五ヵ月の娘の目の前で妻は殺された。だが、犯行に及んだ三人は、十三歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。四年後、犯人の一人が殺され、檜山貴志は疑惑の人となる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない」。裁かれなかった真実と必死に向き合う男を描いた、第51回江戸川乱歩賞受賞作。


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