きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「子供たちの長い夜 毎日晴天!6」菅野彰 (キャラ文庫)
自分自身ですら過去の想いだと思っていた初恋を、無自覚に引きずっていた達也。
隅田川に叩き込まれて本当の意味で初恋に終止符を打ち、笑顔の結末かと思いきや。
勇太と真弓が乗り越えなければならなかったものに抉られまくって、笑顔どころじゃなくなってしまう。
育った環境が違えば、考え方も価値観も違ってくる。
だけど、もっと根本的な部分で勇太が囚われてしまったものが辛い。
悪い方へ自分を追い込んで、悪い影響しか与えないと思い込んで。
思いつめた勇太が断ち切ろうとした絆を繋ぎとめた真弓。
彼の声が届いて本当によかった。
基本的には去る者は追わない人ですが。
一度だけ、そんな理由で離れていくなんてどうしても納得がいかなくて、
ガチンコでぶつかって繋ぎとめたことがあります。
根底に好きがあるのにどういうことなの?と。
で、原因を作ったのが自分だって自覚があるから余計にただ手を離すことはできなかった。
何もしなかったら絶対に後悔する。
やるだけやったら、ま、仕方ないって思える。
うん。
あの時の私、頑張ったなぁ。
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