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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「岳飛伝 10 天雷の章」北方謙三 (集英社文庫)



水上での懸念が杞憂に終わってほっとしたのも束の間。
陸上では凄惨な死闘が繰り広げられてしまった。
過去を乗り越え、やっと心落ち着ける場所にたどり着けたのに。
王貴、王清、蔡豹。
かつて共に過ごした男たちの恋は悲喜こもごも。
娘を嫁に出し、父親としての複雑な思いを抱く岳飛が可愛い。
何故『岳飛伝』なのか。
ここまで読み続けてようやく腑に落ちた10巻。
梁岳道という名づけられた道が体現しているように、梁山泊と共闘する岳飛を書きたかったんだ、という北方の浪漫思考の表れ。(多分)
派手な色の着物を身に着ける蕭炫材。粋だね。


東南アジア感満載で象まで出てきましたよ。
私も乗せてもらったことある~~!と、勝手に親近感。
あの高さからの視界はなかなかでした。
象、駱駝、馬、ポニーは試乗(?)体験済み。
どの動物さんにも乗ったというのではなく、乗せていただきました(笑)
馬で草原を疾駆できたら気持ちいだろうなぁ。

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