きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「岳飛伝 8 龍蟠の章」北方謙三 (集英社文庫)
確固たる決意。
或いは覚悟。
諦めて備えるのではなく、立ち向かうための静かなる準備。
少しずつ膨張する水のようにジワリと広がっていく戦いの気配。
梁山泊と南宋軍。
どうぶつかっていくのかと思っていたけど、
海での最初の衝突の原因は、実に北方らしいものだった。
岳飛と梁山泊の関係性の落としどころが見えてきたことで、
共闘への期待感が待高まってしまう。
李俊が岳飛に晁蓋や宋江の名を語るシーンが印象的。
固有名詞以上の重さを含むのは、
全ての始まりはこの二人からだったんだよなぁという思いがあるから。
豪傑たちの二世はどう戦うのか。
「さらば」という言葉で柳沢慎吾の顔が浮かんでしまう私は、
何かを決定的に間違えています。
どうしてそうなったんだろう?(笑)
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