きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「恋する組長」笹本稜平(光文社文庫)
やくざ御用達の探偵業を生業とする私立探偵の、
やくざや悪徳刑事からの依頼を消極的積極的に解決していく6編の短編集。
一癖も二癖緒ありすぎる面々と絡みつつ、
人情話あり、笑いあり、で問答無用でおもしろい!
そして最終話6話目の幕引きがメッチャ洒落てて良い。
主人公の周りのやくざや悪徳刑事の個性が本当に強烈過ぎて、
日々退屈しないだろうなぁ。
なんてったて悪徳刑事の話のタイトルは「ゴリラの春」。
解説の「ユーモアハードボイルド」という言葉は言い得て妙な表現。
読後にスッキリしたいときにはうってつけかも☆
正直笹本さんの話だからもう少し硬派な話かと思っていたのですが、
良い意味で期待を裏切られました☆
積んでる他の話を読むのが俄然楽しみになってきました。
内容(「BOOK」データベースより)
“おれ”は、東西の指定広域暴力団と地場の組織が鎬を削る街に事務所を開く私立探偵。やくざと警察の間で綱渡りしつつ、泡銭を掠め取る日々だ。泣く子も黙る組長からは愛犬探しを、強面の悪徳刑事からは妻の浮気調査を押しつけられて…。しょぼい仕事かと思えば、その先には、思いがけない事件が待ち受けていた!ユーモラスで洒脱な、ネオ探偵小説の快作。
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