きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「新公安捜査Ⅲ」浜田文人(ハルキ文庫)
再読なのに、うっそー!と叫んで読了。
「犯罪者を逮捕する。それだけのことです」
と、きっぱり言い切る要のような刑事がいる一方で、
警察がなんだか悪者集団になっています。
ちょっとちょっと!
警察は警察の仕事を。
企業人は企業人の仕事を。
政界は政界の仕事を。
欲に溺れず、金に目を眩ませず。
己のテリトリーで職務を全うすればこんなことにはならない気がする……
と思う私は甘いのかな?
警察が警察の仕事をしないから、結局、鹿取たちが汚れ仕事に手を染めるしかなく、
あんなやり方でしか真相が暴けない。
やっぱりなんだか釈然としない。
さて。
次からは公安事案からは離れて、要たち、強行犯三係の面々の物語へ。
内容(「BOOK」データベースより)
公安刑事・螢橋政嗣の宿敵である東和地所の中村八念は、元公安の桃山を子飼いにし、警察組織に接近して東京の支配を目論んでいた。一方、金融ブローカーの転落死事件を追う警視庁の鹿取信介はその裏に中村八念の存在をかぎつけ、単なる殺人事件以上の何かを感じていた…。金と権力と野望が渦巻く中での苛烈なる闘いを制するものは一体誰なのか?大好評「都庁シリーズ」、堂々の完結篇。
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