きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「日本に自衛隊がいてよかった 自衛隊の東日本大震災 」(産経新聞出版)
誰も予測なんてできなかった。
だからこその未曽有の災害。
津波に襲われ、或は原発事故が起こった現場で
人々の救助にあたった自衛隊の方々。
彼らだって被災者だった。
けれども、自らのことを後回しにして
懸命に救助にあたってくれた彼らの存在を忘れてはいけない。
「訓練」という日々の彼らの努力の積み重ねがあったからこそ、
ここまでの対応ができたのだということも。
だからこそ、最後に突きつけられた大きな問題が胸に刺さる。
目を背けることも、目をつむることも許されないだろう。
私たちは考え続けなければいけない。
日本という国の国民として。
梁山泊で繰り返し行われていた調練。
そして後方部隊の者たちが懸命に確保しようとした兵站。
戦いに勝つために、すべて必要なこと。
逆に、どちらかが欠ければ、勝機を失う。
この本を読みながらそれらのことが頭を過った。
災害だけではない。
問われる日本の防衛力。
何もできなくても、せめて、問題を見据えることだけは忘れないようにしたい。
色々なことを突きつけられた本でした。
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