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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「死刑にいたる病」櫛木理宇 (ハヤカワ文庫JA)



依存している自覚があるならまだいい。
影響されているとわかっていれば、自分が見えている。
自分の意志で行動しているつもりが、実は相手の意のままだったとしたら?
迫られた選択の回答ですら、決められたものだったら?
無意識のコントロールが一番怖い。
植え付けられた選民意識の件がぞっとした。
シリアルキラーと対話を重ね、目に見える変化を遂げた彼。
明らかになる真実。塗り込められた嘘。そして、悪意。
絡みつく鎖を断ち切ったことは、今後彼の人生において大きく作用するだろう。
「おれは、おれの話をしてるんです」
キミは大丈夫。

雅也と母親との関係が好転することを願って読了のお借り本。
天性の「人タラシ」な人っているけど、
そこに「悪意」が加わったら手に負えない。
「あなただけが特別」と囁く言葉は自尊心をくすぐり、
囁いた相手には好意を向けるようになる。
騙されたくないわ~、と思うけど、何が嘘で何が本当か。
瞬時に見抜くことは難しい。

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