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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「スーツとストロベリー」高遠琉加 (ガッシュ文庫)



『紳士と野蛮』続編。
屋敷を出た義巳が一人で暮らすことの大変さを知って、
誠吾に投げかけた言葉を反省するシーンが、とても好き。
相手の立場に立って、はじめてわかることがある。
それを認めることができるのは人としての器の大きさ。
そして、義巳が多分、ずっと誰かに言ってもらいたかったであろう言葉を断言してくれた誠吾。
うん。私もそう思うよ。
今の自分を誇っていい。
表題はその後の二人。
恋愛慣れしていない義巳の痛みに対する自己分析が大変微笑ましい。
馬鹿なの?と突っ込むか、愛しさに胸がいっぱいになるか。
当然誠吾は後者だわね。


二人で庭の樹木の成長を眺めながら過ごしてほしいと、
ほっこり思ったお借り本。
Cielさんのイラスト、とても素敵でした。



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