きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「毎日晴天!4 いそがないで」菅野彰 (キャラ文庫)
中編2篇。
前半は勇太と真弓。
今はどんなに好き合っていても先のことなんてわからない。
だけど、その未来を疑ってしまったら、一緒にいること自体が辛くなる。
だから信じるんだと思うんだよね。こうありたい未来を。
足りていなかった部分を言葉で補いあって手を繋いだ二人。
この子たちは揉めるたびに絆を深めていっている気がする。
後半は大河と秀……というよりも、大河の物語。
弟たちを守らなければ、親がいない分たくさんの愛情を分け与えねば、
と、必死で生きてきた大河が見失ってしまったもの。
皆が笑っていられるのは、彼らふんだんに与えたものがあるからなのだと。
伝わったよね?
兄離れも弟離れもまだまだだなぁ、と思うけど。
秀と勇太が加わることによって
帯刀家の兄弟たちも、そして秀と勇太も、
人として成長して行っている様が見て取れるのが嬉しい。
総勢6人一つ屋根の下。
このままずっと一緒にはいられない。
いずれ彼らはバラバラになっていく。だからこそ、今を大切に。
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