きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」今村翔吾 (祥伝社文庫)
弱さと強さを併せ持つのが人。
故に、一度気持ちが折れてしまっても、そこからもう一度立ち上がることができる。
一章ごとに増えていく仲間たち。
垣間見える彼らの人生。
岐路に立たされていたり、何かを抱えていたりする彼らは、
源吾に出会うことによって変わり、彼らに出会うことによって
火消しとして致命的な傷を負った源吾もまた変わる。
「人は何度でも立ち直れる」と叫んだ左門の言葉と、
源吾を支え続けた妻・深雪の情の深さにホロリとした。
業火に立ち向かう江戸の火消したちの物語。
ヤバイね。おもしろすぎ。
そして加賀鳶の勘九郎がが気になる私。
構成がとても親切。
江戸の火消しがなんたるものか、全く分からずに読み始めてもすんなりと理解できるように
しかも説明くさくなく示されている。
それにしても……あんなに燃えた町を再建するのにどのくらいの時間がかかるのかしら?
建材は必要な分、すぐに集められるものなの?
と抱いたクエスチョンはチラ見した次巻冒頭でしっかり記されていました。
はい。
既刊全部そろう日は遠くないかと……(笑)
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