短編五篇。とても良かった。
やさしくてせつなくてあたたかい、大人の物語。
甘さと苦さの絶妙バランス。
関係性が一対一じゃない三篇が特にお気に入り。
そうやって人と関わらざるを得なかった事情はそれぞれで、
それでも懸命に前に進もうとする姿が愛おしい。
「なにも傷つけないように、おやすみ」
一人だったら間違うかもしれない。だけど、ストッパーになってくれる存在が傍らに在る。
それは幸い。
「明日世界は終わらない」やるせないトライアングル。幸せだった。過去形なのがやるせない。
「家族の事情」
三人で家族でいいじゃん。三人できっと幸せになれるよ。
お友だちからのお借り本だけど……これは手元に欲しいなぁ。
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