きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「空飛ぶタイヤ 上」 池井戸潤(講談社文庫)
【不正やミス、欠陥は、指摘されたら負けだ。
そうなる前に自ら公表し、謝罪しなければ手ひどいしっぺ返しが来る。】
リコール隠し。
顧客あっての会社ということを理解できないお馬鹿さんによって、多大な迷惑を被った人がいる。
会社を守るためになすべきことはリコールを隠すことではなく、公開すること。
起こってしまったことはなかったことにはできない。
大きな事故や過失につながる前にそれをどう対処するかということが、
上に立つべき人間の手腕と資質の見せ所だと思うんだけどなー。
歯がゆい思いを抱えながら下巻へ……
内容(「BOOK」データベースより)
走行中のトレーラーのタイヤが外れて歩行者の母子を直撃した。ホープ自動車が出した「運送会社の整備不良」の結論に納得できない運送会社社長の赤松徳郎。真相を追及する赤松の前を塞ぐ大企業の論理。家族も周囲から孤立し、会社の経営も危機的状況下、絶望しかけた赤松に記者・榎本が驚愕の事実をもたらす。
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