きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「虎を追う」櫛木理宇
過去に判決が下り、時効となった事件に対して、
退職した元刑事が胸に抱き続けた疑念。
犯人の一人が獄死したことをきっかけに、彼は事件の真相を探り出すことを決意する。
今は一般人となった彼が、どうやって?
今の時代の電子ツールの活用術と見事にマッチングしたアプローチが実に興味深い。
当然、若い世代の協力が必要で、彼の相棒は孫と友人。
その友人が抱えた問題も闇が深かった。伯母さん、キモチワルイ。
多くの人々の尽力で小さな綻びが広がるように明らかになっていく真実。
裁かれるべきは勿論犯人。
だけど、獣とわかっていて犯人を放しにした親の罪も重い。
夜更かし必須のお借り本。
ホームページを運営したり、会員制サイトに作品を投稿したことがある人たちには、
ああ、わかるわ~、なるほどなるほど、と共感したくなることがたくさんあると思う。
私がPCを初めて購入したのは……もう20年前になるのか。
ビルダーとHTMLと格闘しながらサイトを立ち上げた懐かしい思い出。
とても楽しかった。
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