きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「血まみれのマリア きんぴか2」浅田次郎(光文社文庫)
浅田氏の描く家族の姿が好き。
広い邸宅で卓袱台を囲んで豪華な夕食を取るヤクザの若頭福島克也と
その妻子の姿にほっこりする。
破天荒な三人組と親玉は健在。
表題はガチでロシアンルーレットをかます男・ピスケンの一途な恋。
マリアの血で汚れた髪を洗ってあげるシーンが好き。
仕事に命かけてる女にあのプロポーズは頂けない。
だけど、彼の愛に応えられる女は幸せだろうなぁ、と思った。
脳みそ筋肉の軍曹もほんのり恋バナ。
いや、あれはもう親心?
暑苦しくて鬱陶しいけど、軍曹、良い人。
「天使の休日」これはタイトルが深い。
楽しく読了☆
「人間は不幸の分だけ幸せになる権利がある」
軍曹のこの言葉は、名言だと思うの。
内容(「BOOK」データベースより)
ピスケンが恋をした。お相手は、「血まみれのマリア」こと阿部まりあ。泣く子も黙る救急救命センターの看護婦長で、今まさに息絶えんとする重体患者を救うこと数知れず、の奇跡を呼ぶ女だ。あまりに意外な組み合わせに、驚きのあまり絶句する軍曹とヒデさん。一途で不器用なピスケンは、マリアのもとに通いつめるが…。悪漢小説の金字塔、佳境の第2幕。
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